飛鳥山公園モノレールに乗って渋沢栄一邸の重要文化財へ
王子駅のすぐ前にある飛鳥山に行きました。
飛鳥山は標高25.4mですが、ここには「あすかパークレール」というモノレールがあります。
レール延長48m、傾斜角度24度、標高差は17.4mです。
↑明治通り沿いにある「公園入口駅」から上がっていきます。(都電荒川線が横に見えます)
飛鳥山は、江戸時代に八代将軍徳川吉宗が、桜を植えて花見の名所としたところです。
また、明治6年には太政官布達によって、上野、浅草、深川、芝とともに日本最初の公園として指定されました。
↓片道2分間で到着し、乗降が終わると、再び「山頂駅」から再び下っていきます。
1879年(明治12年)渋沢栄一氏はここに貴賓接待用の別邸をかまえ、1901年(明治34年)には飛鳥山に移り住み、本邸としました。
東京空襲で建物の多くは焼失してしまいましたが、2つの建物が現存しています。
建物内に入るには、入場料300円が必要ですが、ステンドグラスを内側から見たいので入ることにします。
ここの2階の書庫に収蔵するつもりだった書物は、1923年(大正12年)の関東大震災で焼失してしまったそうです。
建物内の展示品は撮影禁止ですが、この閲覧室はOKでした。
渋沢栄一氏の傘寿(80歳)と子爵昇格のお祝いで、竜門社(現渋沢栄一記念財団)から寄贈されたそうです。
こんなところで、ゆっくり本が読めるなんて幸せです。
階段室も美しい螺旋階段です。
ここも、栄一氏の喜寿(77歳)のお祝いに清水組(現清水建設)から贈られたそうです。
残念ながら、ここは内部撮影禁止でした。
建物に入らなければ、旧渋沢庭園は無料開放されています。
庭園の中には、古墳もありました。
飛鳥山1号墳といい、古墳時代後期の直径31mの円墳で、横穴式石室があり、幅3.8mの周溝もありました。
飛鳥山公園には、都電やSLの保存車両もあり、子供連れの家族でにぎわってますが、奥にある旧渋沢庭園の方は人も少なく、のんびりしたいい雰囲気でした。
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