鎌倉で枯山水庭園を見に浄妙寺と光明寺へ

枯山水の庭園を見たいと思いまして、鎌倉に行きました。

枯山水は室町時代に禅寺で発達したことから、京都には有名なものが数多くありますが、鎌倉時代はそれよりも前なのでどうでしょうか。

電車内は観光客も多く、車内で輪行袋はじゃまそうなので、今回も自転車の旅ではありません。

鎌倉駅から京急バスに乗って、２ｋｍほど北東方向にある「浄明寺」で降ります。

「浄妙寺」です。 

１１８８年極楽寺という名で創建され、約１００年後、浄妙寺に改名されました。

この辺りの地名は浄明寺で、字が違うようです、

境内は国指定史跡になっており、拝観料１００円が必要です。

本堂は江戸時代のものだそうですが、屋根は銅で葺き替えられており、まぶしいです。 

周囲も芝生がきれいで、ちょっとイメージとは違った本堂でした。 

墓地には足利貞氏の墓所もありました。 

そして肝心の枯山水です。

奥にある喜泉庵に入れば、正面から庭を見られます。

ここではゆっくり庭を見ながら、抹茶と干菓子がいただけます。

６００円または１０００円かかるので、ここでは客も少なく、ゆっくりすることができます。

お茶の作法は詳しくありませんが、ここでは勘弁してもらいます。

↑向かって左側です。

↓向かって右側です。

庭を見に来たというよりも、おしゃべりをしに来たという感じの数人のグループが帰ると、あたりはシーンとして落ち着いた雰囲気になります。

いつまでも庭を眺めていたいですが、次に向かいます。

今度は鎌倉駅の南東にある光明寺を目指しますが、間に山があるので、一旦鎌倉駅を経由して行くことになります。

今度は徒歩で向かい、鎌倉駅まで到着しましたが、さらにここから２ｋｍ程の距離があるので、駅からは京急バスに乗り、「光明寺」で降ります。

海沿いで材木座海岸のすぐ近くです。

光明寺は１２４３年創建されていますが、この立派な門は鶴岡八幡宮から移築された１８４７年のものとの説があります。

この山門は間口１６ｍ、高さ２０ｍあり、鎌倉の寺院の中でも最大の格式を備えた山門で、二階部分にはいくつかの仏像もあるようです。 

ここは拝観料はかかりませんので自由に入れますから、境内は近所の子供たちが遊んでいます。

本堂は１６９８年建立されたもので、国指定重要文化財となっています。

本堂の中に入ることができます。

東京国立博物館で国宝級の仏像等を見ましたが、博物館とは違い、こうした広くしかも高い天井の凛とした雰囲気の本堂で見ると、仏像とは全く違うものと感じられました。

寺院での仏像めぐりをしてみたいと思いました。

本堂左側には、小堀遠州作ともいわれる蓮池のある記主庭園があります。 

奥には、大聖閣もあります。 

さらに、本堂右側には枯山水庭園があり、本堂外側の廊下にあるベンチに座って見る事ができます。

三尊五祖来迎の庭とのことで、奥にある3つの石は、三尊たる極楽浄土の阿弥陀仏とその脇士たる観音・勢至の二大菩薩を表し、手前の5つの石は五祖たるお釈迦様からの浄土宗五大祖師を表しています。

ここも座ってゆっくり見ることができますが、すぐ横で、子どもたちが虫を探しに来たり、ヘリコプターが空を飛んだりしています。

周りを気にするようでは、私も修業が足りません…

山門から外に出ると、すぐ前は海です。

↑左には逗子マリーナ、右には稲村ケ崎が見えます。↓

ここ材木座海岸からは再び徒歩で鎌倉駅まで戻りました。

結局、約２ｋｍの移動を４回したうち、バス２回、徒歩２回ということで、バス代は３９０円でした。

レンタサイクルもありましたが、観光地価格なので利用しませんでした。

また鎌倉には来たいと思いますが、移動手段は悩むところです。

ブログランキングに参加して、交流を広げていきたいと思っています。

いずれかポチッとお願いします。

にほんブログ村

ポタリング ブログランキングへ