多摩川サイクリングロードで橋めぐり
♪中央フリーウェイ、右に見える競馬場、左はビール工場♪

平日が休みとなったので、ぷらっと南の方角に向かって走っていくと、府中本町駅の辺りに府中競馬場があります。
ユーミンの「中央フリーウェイ」の歌詞にもでてくる、正式にはJRAの「東京競馬場」です。
↓自転車なので、当然、中央自動車道は走れないので、高架下をくぐり、右を見ます。

「♪右に見える」…塀が高く、スタンドの一部しか見えませんが「♪競馬場」。

ところで、中央フリーウェイの話、前もあったんじゃないと思った方もいるかと思いますが、すいません、ここは初めてです。
♪調布基地を追い越し♪の旅の記録については、こちら
そして、中央自動車道沿いを進み、

JRのガードをくぐると、「♪左はビール工場」

サントリー武蔵野ビール工場です。
かなり前に工場見学に来たことがあります。
見学のあと、お楽しみのできたてビールの試飲ができますが、今日は自転車ですから、酒気帯び運転にならないように、立ち寄りません![]()
そして、このすぐ近くは多摩川です。

多摩川サイクリングロードもすいているようです。どちらに向かいましょうか。
↑JR南武線と武蔵野貨物線の橋をくぐって、左岸を下流に向かって走ることとしましょう。
南武線の左側には府中本町駅、右側のすぐ川向うには南多摩駅があります。
南武線はこの先ずっと多摩川に並行して、川崎までつながっています。
↓走り出すと、すぐに、是政橋が見えてきます。

立派できれいになった府中街道の橋ですが、平成23年に架け替え工事も完了し、上下4車線化されました。
2車線のころよりも渋滞は減りましたが、新小金井街道(現在は京王線の手前までしか開通していない)がここまで開通して、府中街道と両方の車両が通行するようになると、再び渋滞してしまうのでしょうか。
先に進むと、次に稲城大橋が見えてきます。

平成7年に、東京都道路公社の「稲城大橋有料道路」として架橋されましたが、平成22年には無料開放されています。
有料道路としての償還が終わったのではなく、予定された通行台数が確保されないため、東京都による公金投入による無料化です。
稲城大橋は中央自動車道とも直接つながっていて、新宿方面への行き来はできますが、八王子方面とはつながっていないハーフインターです。
ところで、八王子市にある「ひよどり山有料道路」も同じ理由で無料開放され、これにより有料道路を管理運営していた東京都道路公社は解散されました。
↓多摩川左岸を走り続けると、次は多摩川原橋です。

上流側には水道管が並行してあるため、くぐり抜けてから撮影しました。
鶴川街道の橋ですが、平成18年に架け替えられて4車線化されています。
ここまでは、右岸左岸とも東京都ですが、ここを超えると左岸は東京都ですが、右岸は神奈川県川崎市になります。
次に、京王相模原線の鉄橋も超えます。
左には京王多摩川駅、右には京王稲田堤駅とJR南武線の稲田堤駅もあります。
↓二ヶ領上河原堤堰です。

こうした河川に造られた堰は人工物でありながらも、川の流れとともに見ると、美しいものです。
この先は、少し舗装がなくなり砂利まじりの道となり走りづらい部分があります。
↓そして、多摩水道橋です。

世田谷通りの橋で、ここも平成13年に架け替えられて4車線化されています。
この多摩川サイクリングロードは、「たまリバー50キロ」と名付けられており、所々に案内図もあります。

すぐ先に、小田急小田原線の鉄橋があり、左は和泉多摩川駅、右は登戸駅です。
この先は、砂利道となってしまいます。

少し多摩水道橋にもどり、神奈川県側の右岸に行ってみることとします。
↓多摩水道橋の上から下流側、小田急線橋梁を見ます。

↓右岸に着くと、こちら側は少し道幅が狭い感じはしますが、舗装されています。

ご存じのように多摩川は北西から南東に向かって流れており、午後は左岸では川幅があるために、日差しを遮るものはなく暖かでしたが、右岸に来たら日陰で、冬の夕方としては寒いです。
まあ、舗装されているのだから、わがまま言わず走りましょう。
↓東名高速道路多摩川橋です。

ところで、何気なく東名高速道路と中央自動車道と書いてきましたが、何で「高速道路」と「自動車道」とわかれているのでしょう。
どちらも、高速自動車国道で同じです。
東名高速と名神高速は歴史が古く、高速道路の名称が定着しているので、そのままの名前。それ以外は自動車道と名付けられているようです。
第二東名はどうなのかなと思って調べてみたら、NEXCO中日本によると「新東名高速道路」としているようです。
第二東名でなく、新東名なのですね、知りませんでした。
次に、新二子橋があります。

国道246号線厚木街道の、昭和49年竣工の4車線の橋です。
ここは軽車両通行禁止なので、自転車は通れません。
↓自転車は少し下流にある二子橋を通ります。

こちらは戦前からある2車線の玉川通りの橋です。
すぐ横に東急田園都市線の鉄橋がありますが、この前身である玉電はこちらの二子橋を走っていて、鉄道道路併用橋となっていたそうです。
その当時に見てみたかったものです。
田園都市線は左には二子玉川駅、右には二子新地駅があります。
二子玉川は再開発されており、ビルがたくさん立ち並んでいてびっくりしました。
↓さらに進むと、新多摩川大橋です。

昭和40年竣工した第三京浜道路、国道466号線の橋です。
ここも有料道路で自転車は走れません。
自動車で走るには快適ないい道です。
↓そして、東急東横線橋梁と丸子橋です。

丸子橋は中原街道の橋で、平成14年に架け替えられて4車線化されました。
東横線は、左は多摩川駅、右は新丸子駅です。
多摩川駅は長らく、多摩川園駅という名でしたが、平成12年に改称されました。
ここまで来る間に、京王多摩川駅と和泉多摩川駅がありましたが、通常は先に「多摩川駅」があるからこそ、京王とか和泉とか名前につけるはずです。
後から最近になって、多摩川駅という名を付けることができるのは不思議です。
調べてみたら、大正時代に先に、多摩川駅という名称を使っており、昭和になって、丸子多摩川園、多摩川園前、多摩川園と改称されたとのことです。
名前変えすぎ…
↓そして、東海道新幹線多摩川橋梁です。

新幹線見ると、なぜかテンション揚がります。
何本かの列車が通過するのを、上りも下りも見てしまいます。

3か月ほど前には、新幹線の中からこの多摩川の河川敷を見ていましたが、今日は逆からです。
我が家から東京駅まで電車を乗り継いで1時間半ほどかかりますが、ここから自転車で帰れば、意外と早いんじゃないですか。
まあ、ここで新幹線を降りることができればですが![]()
3か月前の新幹線輪行での旅の記録は、こちら
品鶴線(主に横須賀線は運行)の橋梁も並行しています。
せっかくですから羽田空港まで行きたいのですが、そろそろ帰らなくてはいけない時間です。
海まであと12.6kmですが、残念ながら帰路につきます。
↓こちら側からは新幹線が見えづらいです。

名残惜しいですが、多摩川ともお別れです。

JR南武線で帰るため、武蔵小杉駅に向かいます。

武蔵小杉駅はJR南武線と東急東横線の乗換駅ではありましたが、平成22年になって横須賀線(湘南新宿ライン)の駅もできて再開発も進み、高層ビルが立ち並ぶようになりました。
ここから新小平駅まで電車輪行で帰りましたが、乗り換えこみで1時間もかかりました![]()
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のんびりポタリングであっても、サイクリングロード走ると自転車も意外と速いんだなあと改めて感じました。
この日の走行距離は40.46km、平均時速19.58km、消費カロリー972kcalでした。
この下流の続きと是政橋からの上流も、いつか走って、橋めぐりを完成させるつもりです。
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歌の歌詞に出てくるところに行って何かわくわくしますよね。
ここのことか、とかここでこう思っていたんや、とかいろいろ思いをはせながらなんて楽しそうです。
確かに堰は人工物ですがそこで川の流れが整えられるのは見ていてすがすがしいですよね。
ポチ。
投稿: tac-phen | 2013年2月 3日 (日) 02時08分
多摩川にも行きたいと思うのですが、週末の限られた時間では
厳しいのが現実です。
丸一日時間が取れる時に訪れたいと思います。
川沿いのCRは、ほぼ同じような風景が続くことが多いですが
この多摩川は、どうですか?
川を渡る橋めぐり、結構走行してみるとその違いがはっきり判ります。
欄干の隙間が大きかったりすると、躊躇してしまうのは、私だけでしょうか(爆)
たまには輪行で2泊3日程度の自転車旅行に出かけたいですね!
投稿: araita | 2013年2月 6日 (水) 17時59分
araitaさん、こんばんは。
利根川、江戸川、荒川などと同様に、やっぱり多摩川も
同じような風景は続いてしまいます。
ただ、荒川の川越より上流のような、川沿いであることを
ほどの退屈さはありません。
忘れてしまう景色
多摩川はそんなに長くないですから…
投稿: すずた | 2013年2月 8日 (金) 22時00分