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2012年10月 6日 (土)

ベイバイクで行く横浜の日本庭園 三溪園

台風一過の快晴の日、午後から横浜に行きました。

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今日の自転車はbaybike(ベイバイク)です。

横浜市都市整備局とNTTドコモが行っているコミュニティサイクルの社会実験です。

横浜駅、みなとみらい、中華街などに30カ所ほどあるサイクルポートで自転車を借り、使った後どこのポートに返してもOKです。

1回105円で、1時間以内なら無料、以後30分ごとに105円の利用料がかかります。

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自転車の共同利用をしようというわけです。

上の写真は、横浜駅近くの横浜三井ビルディングのサイクルポートですが、5台中3台は貸し出し中でした。

このビルの1階でまず会員登録をしたのですが、迷惑メール設定機能の解除やなんやらに手間取り、結構20分くらいかかり、ようやくICカードを手にしました。

同じビルには最近オープンして話題になった原鉄道模型博物館もあります。

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13時半にようやくスタートです。

貸し出し確認のメールも拒否されず、受信できています。

気持ち良いポタリングのはずですが、元々、向かい風の南風が強かったところに、海風とビル風で前へ進むのすら、きついほどです。

しばらく行くと、普段横からは見ることのないコスモクロックです。観覧車には見えません。

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横浜市ではこうしたコミュニティサイクルの社会実験も行っていて、放置自転車禁止区域を定めているのは当然でしょうが、残念なことに自転車乗入禁止区域も数多く設定しています。

「汽車道」と言われる横浜臨港線の廃線跡の遊歩道を走ることを楽しみにしていましたが、ここも自転車では入れません。

「象の鼻パーク」も乗入禁止です。

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もちろん、上を通っている山下臨港線プロムナードも乗入禁止です。

あそこからの景色が見たかったのに…

山下公園も当然…と思っていたら、途中まで入れます。

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海沿いの道はだめなようなので、ここから降りていきます。

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氷川丸です。いったん閉鎖されていましたが、日本郵船により、再び一般公開されています。

子供の頃、見学に行ったなあ…

そういえば昼食は何か買って公園で食べようかとも思っていましたが、風が強くて、あまり快適そうでもないので、ここに寄りました。

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本牧埠頭近くにある海員生協の本牧店です。

ここで天ぷらそばを食べる前にパチリと思ったら、トラブルです。

iPhoneカメラが起動しない、というか、画面のシャッターが閉じたままです。

実は過去にも起きたことがあり、強制再起動をしても回復せず、データのリセットなどで回復しました。

暗ーい気持ちでそばを食べて、強制再起動2度目で回復。ふー

ただし、この日はカメラの機嫌が悪く、この後も何回か再起動を余儀なくされました。

そして、今日の目的地、三溪園にようやく到着。

国指定名勝です。500円の入園料を支払って、まずは外苑。

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東京には江戸時代に造られた大名庭園が数多くありますが、ここ三溪園は明治から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三溪が谷あいの地に造り上げた、広さ約175,000㎡の日本庭園です。

ここ外苑は明治39年に一般公開されました。

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塔が見えますが、この「旧燈明寺三重塔」は京都府木津川市の燈明寺(廃寺)から移築してきたもので、室町時代の1457年に建築された重要文化財に指定されたものです。

この庭園は、こうした京都や鎌倉から移築された建造物がいくつもあります。

続いて、原三溪の私庭だった内苑に行きます。

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この「臨春閣」は、江戸時代、紀州徳川家初代藩主頼宣が和歌山県の紀ノ川沿いに建てた数寄屋風書院造りの建築物で、1649年建築の重要文化財です。

上の写真の左側の方から右の建物を見ると↓

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逆に右の建物越しに左を見ると↓

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これが、私庭だとは…

最近は格差社会とかいわれますが、昔のお金持ちは全然レベルが違う。

港町横浜のイメージとは違う、山中のような雰囲気ですが、三溪園から南側に出る南門の前の風景は、

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池の向こう側は工業地帯で、右に見えているのは首都高速道路湾岸線です。

昔は、ここから先は海で、埋め立て地に工業地帯が作られたようです。

現在は、この三溪園と首都高との間には本牧市民公園があります。

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南の海であったはずの所から、この三溪園側の断崖絶壁を見ると、ここも昔はのどかな海沿いの崖地だったのだなあと、ふと考えます。

でも、耳の後ろにはひっきりなしに走る大型トラックの騒音がしています。

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さて、帰ることとします。

行きには坂道を避け、海沿いを走ってきましたが、坂を通らずに中から元町方面へ行く道があるようなので、帰りは別ルートで帰ります。

帰りにも再び山下公園によって、「赤い靴はいてた女の子像」の近くのベンチで、海を見ながら、ボーーっとします。

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頭の中に流れてくる歌は

♪胸ポケットに膨らむ夢で 私買ったの赤いハイヒール♪

♪そばかす お嬢ーさん ふるーさと なーまりが♪

あれっ、違う。

これは太田裕美さんの「赤いハイヒール」です。

じゃー、赤い靴は?

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これです。野口雨情作詞の「赤い靴」ですが、改めて歌ってみると…

♪異人さんに連れられて行っちゃった♪

さらっとしていますが、びっくりするというか、ゾッとするほど、悲しい歌です。

そんなことを、のんびり考えていましたが、今日の自転車は30分ごとに105円加算されることを思い出し、急いで帰ります。

違うサイクルポートに返していいのですから、横浜駅近くのみなとみらい大橋を渡ったところにある「横浜ベイクォーター」に返却です。

ところが、一周ぐるっと回ったのですが、返却場所が見つかりません。

聞いて回って、ようやく返却。

返却確認メールもちゃんと来ました。

時間は17時。時間は210分、60分無料なので、利用料525円と基本料105円ですが、もう1分遅ければ、さらに105円というぎりぎりの所でした。

ところで、帰りは横浜駅からJRの湘南新宿ラインで帰りましたが、行きは東急東横線で渋谷駅から来ました。

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この地上2階部分にある行き止まりとなった櫛形ホームも、あと半年後の3月16日には地下鉄副都心線との相互乗り入れのため、使われなくなります。

この面白い屋根も解体されるのでしょう。

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でも、横浜や元町中華街から西武池袋線に乗り換えないで行けるようになりますから、輪行もしやすくなりそうです。

この日の行きの走行距離は11.69km、平均時速17.07km、消費カロリー309kcal。

帰りは同じく11,14km、18.94km、290kcalで、合計走行距離は22.83kmでした。

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普段乗っている自転車も小径車で、今日のも同じはずですが、このベイバイクは短いまち乗りしか想定されていない自転車なので、20km走っただけで結構疲れました。

そもそも、横浜コミュニティサイクル「ベイバイク」は私のような使い方は想定していないようです。

パンフレットにも書かれています。

「自転車は60分以内の返却がお薦めです。」と

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コメント

すずたさん、こんばんは。

今回の横浜の旅、快晴でよかったですね!!

青空がとてもきれいで、清々しい感じです。

それにしても「三溪園」はいいですね。

歴史のある建築物を一度にたくさん見られるなんて、羨ましい限りです。

それにしても「ベイバイクは60分以内」・・勉強になりました(笑)

ポタ麿さん、こんばんは。

三溪園は、10もの重要文化財があり、すごいところです。
移設して、これを集めたというところが、微妙なのですが…

まあ、一種の博物館と思えばいいのでしょうか。
いずれにしても、庭園としては見事です。

自転車進入禁止のところってそんなに多いんですね。

それって最近の傾向なのか気になります。

三渓園って素敵なところですね。

一度行ってみたいものです。

ポチ。

戦災で被害を受けましたが、三渓園も横浜に譲渡、寄贈され復旧・・・
立派ですね。ここでは、芸術家の育成と支援の場ともなり、近代
日本画を代表する多くの作品も園内で生まれたとか!

コミュニティサイクルですか横浜市内を自由気ままに走行出来るのは
良いと思いますが、もう少し進入禁止エリアを緩和していただいても
宜しいかと思いますね(笑)

araitaさん、こんばんは。

三溪園についても、詳しいのですねえ。
確かに、横浜大空襲では被害を受けたようです。
芸術家の支援のことは私も知りませんでした。

自転車の進入禁止の件は、その通りだと思います。
海沿いの景色のいいところは、ほとんどダメでした。

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