東久留米市立滝山図書館と黒目川の源泉
日曜日のことですが、滝山団地近くにある東久留米市立滝山図書館に行きました。
この周辺は、「鉄道ひとつばなし」等の著者としても有名な原武史さんの書いた「滝山コミューン一九七四」の舞台となっているところです。
西武新宿線の花小金井駅か、西武池袋線の東久留米駅からバスで行くことができ、
図書館最寄りのバス停は「団地センター」という名で、周辺は、当時としては近代的だったんだろうな思われる、広場のある商店街などもあり、古き良き昭和四十年代の団地という感じのところです。

東久留米市の西部地域センターの二階に図書館はあります。
近くに団地があるためか、利用者は多く、巷の団地と同様に、少子高齢化が進んでいるためか、利用者の平均年齢は比較的高いように感じられます。
ここは、中央図書館以外の地域館としてはめずらしく、週刊経済誌がダイヤモンド、東洋経済、日経ビジネスと3誌そろっています。
机のある座席は少なく、8席程度です。
この近くには、黒目川(目黒川ではありません)が流れており、その源泉を探して、少し走ってみました。
改めて地図を見てみると、多摩の河川は、南東に向かい多摩川に流れ込むものと、
北東に向かい荒川に流れ込むものに大きく分かれます。
この黒目川は、東久留米市から北東に向かい、埼玉県新座市を過ぎ、朝霞市で少しだけ新河岸川を経て荒川と合流する17.3kmの川です。

上の写真の東久留米市下里の都大橋から下流は、歩行者自転車道が整備されており、自転車でのんびりポタリングができます。
ただし、ここから荒川まで行く場合には、川越街道まではいいのですが、その先、一旦河川沿いの道がしばらく無くなるので注意が必要です。
さらに、朝霞市の東武東上線周辺からは舗装されていない部分もありますし、特に、新河岸川から荒川合流部は道もわかりづらいので、行くのでしたら地図での確認が必要です。
ところで、この「都大橋」という橋の名前はバス停の名称にも使われていますが、ずいぶん大げさな名前だなあと思っていました。
ごく普通のバス通りに架かっている橋なのに「大橋」とついているし、しかも「都」ですからねえ。(後から地図を見たら近くに都橋がありました。)
都大橋から上流は河川沿いの道は一部しかありませんが、所々で整備されています。

JKKの久留米西団地内はきれいに整備されており、親水広場もあります。
今は寒いので人がいませんが、春から秋にはよく子供が遊んでいます。

さらに1kmほど上流にいくと川幅も狭くなり、木もうっそうと生い茂った異空間となります。
上の写真の右側が黒目川なのですが、見ての通り、まったく水は流れていませんでした。
奥が東京都環境局による「東京の名湧水57選」にも入っている柳窪天神社ですが、
(HPでは黒目川天神社前)常時湧いているわけではないようです。
こうした湧水以外からも流れ込む水はあるので、この上流でも所々には水があります。
ここから少しだけ上流に行き新青梅街道を横断すると、小平霊園のさいかち窪です。

この雑木林の中にさいかち窪があり、ここが黒目川の源泉で、この辺りは東久留米市、小平市、東村山市の境界付近になります。
林の中に入ってみましたが、予想通り水はありませんでした。
ここは数年に一回しか水の湧きでない、まぼろしの湧水といわれています。
何度もここに来ていますが、5年くらい前の夏には大量の水が湧いており、びっくりしました。

水が湧き出ているときは、ここを水が流れて右の丸いところから新青梅街道をくぐって
北に向かい天神社の方へ流れていきます。
また、ここに水が流れているときにご報告したいと思いますが、いつになるか・・・
この日の走行距離は16km、平均時速は18kmでした。
« 西東京市立柳沢図書館と調布保谷線 | トップページ | 東村山市立中央図書館と東村山音頭のまちの変貌 »
「01東久留米市」カテゴリの記事
- 東久留米市指定史跡4つのうち2つや有形民俗文化財もある柳窪と登録有形文化財(2020.07.05)
- 東久留米市八幡町の由来となっている八幡神社は新田義興が勧請か前沢御殿とともに造営か(2020.06.14)
- 小平霊園内で行われている道路工事と新青梅街道側入口前のサイゼリヤの想定外の後継店(2020.05.10)
- りそな東久留米滝山支店の移転先と気になるけどよく見えない滝山病院建替計画の全体像(2020.01.26)
- 高齢化の進む滝山団地のヨーカドー跡地に1月24日オープンするヤオコー東久留米滝山店と成功しているのかネットカフェ(2020.01.19)
「川の源泉」カテゴリの記事
- 朝霞市指定史跡らしく感じられない広沢の池とその水の出口と広沢観音(2020.03.08)
- 矢川緑地の湧水となぜか擁壁上にある道路とその向こうの矢川弁財天の狛蛇(2020.01.12)
- 昔の面影のある崖線上の鎌倉街道と三芳町唯一の湧水のある竹間沢こぶしの里(2019.12.15)
- 瑞穂町で不老川の源流はどこにあるのか流れを遡って探してみる(2019.10.20)
- 霞川の水源に係るもう一つの説は平将門の後裔を名乗る三田氏が創建した天寧寺(2019.08.26)

最近のお子さんは、あまり本を読まないんでしょうかね。年輩の方は、少し静かなところで読書でも、という感じでしょうから、この傾向は強いですよね。
年末から今年に入り一カ月以上も降雨が無いということも影響がありそうですね。
昨日から、しとしと降ってしまいましたが、週末ライダーにとってこの雨はちょっと残念なんですが致し方ありません。
自然は面白いもので、時には全く予測のつかない状況を目の当たりににする情景を
醸し出してくれたりします。・・・不思議ですね。
投稿: araita | 2012年1月22日 (日) 00時17分
araitaさん、こんばんは。
この土日は雪や雨で週末ライダーとしてはあまり走れませんでしたね。
今日の15時になって少し日も射してきたので、柳窪天神社の湧水を見に行きましたが、やはり一日くらいの降雨では変わりはありませんでした。
乾燥注意報歴代3位ですからねえ。
投稿: すずた | 2012年1月22日 (日) 21時23分
こんにちは。
黒目川のどかでいいですね~^^
なかなかいいところなので、今度近くに行った時は
通ってみます!!
図書館も、年配者が多いところなど地域によってまちまちですね。
きっと、児童館なんてないのでしょうね。
大きい図書館は、結構別れてますね。
投稿: 目黒川 | 2012年1月27日 (金) 05時39分
目黒川さん、こんばんは。
黒目川はのんびりできるいい川です。
ただし、ブログにも書いたように、時々川沿いの道がなくなったり、砂利道になったりするところがあり、苦労します。
早く全部が完成してほしいものです。
投稿: すずた | 2012年1月28日 (土) 21時06分