越辺川の大川堤、鶴見線の大川駅や大川町の由来と横沼白髭神社
越辺川右岸の坂戸市側の土手のところに「大川堤遺跡」という石碑が立っています。
遺跡という名に惹かれて調べてみましたが、私が勝手に勘違いした古い時代の「遺跡」ではないようです。
前回見た郷土の偉人大川平三郎の功績の一つです。
生誕の地である坂戸市横沼の辺りは、大雨が降ると越辺川の氾濫により水害が発生する状況でした。
大川平三郎は私財を投じて南へ1150メートルの堤防を築き、大川堤と呼ばれるようになりました。
ここに架かる橋は道場橋といい、剣術家であった祖父平兵衛英勝の道場であり、平三郎の生家である大川道場から名付けられているようです。
碑のある右岸下流側を見てきましたが、右岸上流側も同じような景色です。
大川について調べていて驚いたのですが、JR鶴見線の大川駅や地名の大川町も大川平三郎に因んだ名前だったのです。