3つの北峰古墳群と合祀されなお残っている北峰稲荷神社と大日如来石像
坂戸市に北峰古墳群があるといいます。
葛川左岸の台地上に存在している古墳群で、周辺の古墳群と合わせて入西古墳群ともいわれています。
↑Googleマップに表示されていたので来たのですが、北峰12号古墳です。
駐車場の奥のためか古タイヤが置かれているし、言われなければ古墳とは思えません。
↑裏である南から見るとこんな感じで、高さ11メートルの円墳ということです。
すぐ近くには13号古墳もあるのですが、道路に面しておらずどう行くのか考えてしまいます。
↑南に回り、北峰稲荷神社から行けるようです。
周辺の神社が明治41年(1908)に合祀され、大正元年(1912)にはここ北峰の稲荷社も入西神社に合祀されました。
合祀後、戦後の農地改革でほとんどの神社の社有地は無くなりましたが、北峰稲荷神社はこうして残っています。
社殿よりも目立つ北峰集会所がありますから、地域の協力でしょうか。
このすぐ横に北峰13号墳があります。
22.8メートルの高さがあり、こちらの方が古墳らしさはあります。
木の切り株が数多くあるのがちょっと不気味にも見えてしまいますが、古墳としては木がない方が自然ではあります。
↑頂上には祠があります。
↑すぐ隣には北峰14号墳もあります。
高さ17メートルですが、こちらもいわれないと古墳とは気付きづらいものです。
ここから東へ400メートル程のところに北峰1号墳があるようなので行ってみることにしました。
↑北峰の大日如来石像を目印として向かいます。
坂戸市指定有形文化財となっています。
天和5年(1683)に造られたもので坂戸市では最も古いものだそうです。
北峰1号墳はすぐ隣にあります。
高さ20.3メートルで松ノ木稲荷古墳ともいわれているそうです。
こちらも頂上には祠があります。
フェンスで区切られているので、全てが市などの公有地ではないようです。
今日見てきた古墳は、以前まで放置されてきたものが、近年ある程度保存の意思があるようにも見られます。
出来れば、市有地にして案内板なども立てて保存してもらいたいものです。
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