ムサビ間を横切る小平市小川の不思議なほど幅は広いが短い道路
青梅街道の小川寺前交差点から南に向かう「美大通り」があります。
通称ムサビ、武蔵野美術大学の前を通るのでついた名前でしょう。
↑その美大近くに、不自然に広い西方向に向かう道路が出来ていました。
美大通りは左右の方向で、この広い道は数年前にはありませんでした。
↓交差点側を振り返ると、東方向には住宅があり、T字路となっています。
西武国分寺線の鷹の台駅方面から大学に向かう、東から西に向けて小平市中央図書館前からの「たかの街道」は、玉川上水の流れところで行き止まり、西に向かえなくなっています。
そのため、バスも北向きに進路を変えます。
となると、さらに西に向かう道が必要なのは理解できます。
しかし、それならば、たかの街道を西に延伸すればいいはずです。
↑先程の新しい道路を西に向かってみると、見事に武蔵野美術大学の敷地を分断しています。
↓500メートルほどで、再びT字路となってこの道は終点です。
行く先には、住宅ばかりでなく、高圧線鉄塔さえも立っています。
この南北を結ぶ都市計画道路は小平3・4・23号線で、南の五日市街道から北へ向かい青梅街道や新青梅街道を結んでいます。
この道路も数年前に開通したものです。
↑想像通りではありますが、あの短い道も都市計画道路で、小平3・3・3号線です。
小平市ホームページを調べてみると、新五日市街道線との位置付けの広域幹線といえるような道です。
3年ほど前に開通した際は、武蔵野美術大学も参加して開通式が行われたようです。
↑振り返ってみると、道幅も非常に広く28メートルもあります。
中央分離帯が広いのはもったいないです。
将来的には4車線にするようです。
↑交差点を南西側から見ています。
花小金井駅にすぐ南側に不自然に広く短い道路がありますが、この道と繋がるとは思いませんでした。
新小平駅の近くでも街路整備事業が行われるようです。
こうして少しずつ長くなっていくようです。
↑小平3・4・23号線を300メートルほど南に行けば、やはり玉川上水が西から東へと流れています。
上水沿いには木々の中の遊歩道もあります。
また、近くには「きつねっぱら公園」というのもあり、都市計画道路と自然の森とのコントラストを感じていました。
↑遊歩道を進むと途中にはいくつかの橋があり、水の流れが見えます。
玉川上水も浅いところを水が流れているのをよく見かけますが、この辺りは深いです。
考えてもみれば、この玉川上水だって江戸時代の最先端の土木事業でした。
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