フォト
無料ブログはココログ

ポタリングブログのランキング

« 越生町にある新日本観光地百選の越辺川の黒山三滝と予想外の森林の所有者 | トップページ | 崖の上にあり豊富な湧水となぜか神社もある日野市立中央図書館 »

2019年7月 7日 (日)

本富士警察の名前の由来となった本郷にある富士浅間神社と東大内の庭園

文京区本郷に本富士警察という警察署があります。

左隣にある消防署は本郷消防署という名称ですから、警察はなぜ「本富士」なのか不思議でした。

Img_9159-500x375

これまで存在に気付いていなかった神社がすぐ近くのビルの隙間にありました。

そこにあった文京区教育委員会による説明板で謎が解けました。

Img_9154-500x375

ここは明治5年(1872)から昭和40年(1965)まで「本富士町」という町名だったといいます。

なぜかというと、加賀藩本郷邸の跡地であった東京大学本郷キャンパスに「富士浅間神社」があったからだそうです。

Img_9166-500x375

江戸時代には「椿山」と呼ばれる小丘があり、それが「富士山」「富士塚」などと呼ばれ、富士浅間神社が祀られていました。

現在のこの位置ではなく、数百メートルほど離れた東大赤門を入った右側の辺りだそうで、今では面影はありません。

ではここになぜこの場所に神社があるかというと、明治維新により加賀藩本郷邸は明治4年に国に接収されましたことによります。

Img_9163-500x375

そのため、前田家は旧加賀藩邸の南西一角に移転し、祀られていた富士浅間神社もその敷地内に移転しました。

さらに前田家が昭和3年に駒場へ移転して、地元の町会がここを管理しているという経緯だそうです。

Img_9162-500x375

↑神社の道路を挟んだ向かい側には、いいチャーチゴシックの建物があります。

「日本基督教団本郷中央教会」で、昭和時代の建物ですが、東京都登録有形文化財となっています。

また、本富士警察署のすぐ奥にある東大の竜岡門横には、東京都選定歴史的建造物があります。

Img_9170-500x375

↑「東京大学広報センター」となっています。

建物は、大正15年(1926)に建てられた東京帝国大学医学部附属医院の急病者受付所を改装したものです。

今でも東大病院に行く人がここを数多く行き交っています。

Img_9171-500x375

↑その病院近くの「七徳堂」も都選定歴史的建造物です。

グラウンド南の高台にある、純日本式御殿造りの型を誇る武道場です。

この隣には「三四郎池」があるようなので、行ってみました。

Img_9172-500x375

↑驚くほどの高低差のあるところで、だいぶ下ったところに池はありました。

寛永6年(1629年)に前田家三代藩主利常の時に、徳川三代将軍家光・大御所秀忠の御成に先だって豪奢な御成御殿や数寄屋を新築し、庭園を整備しました。

この庭園が「育徳園」であり、池を「心字池」といいますが、夏目漱石の「三四郎」はここを舞台としたため、「三四郎池」と呼ばれるようになりました。

Img_9175-500x375

↑先に見えている橋からの景色も見てみたいものですが、池沿いには行けないので一旦上に登ってから、再び下って来ました。

しかし、期待値が高まってしまったため、思ったよりも普通の風景です。

それにしても、大学キャンパス内にこんなところがあるなんて、さすが東京大学です。

 ブログランキングに参加して、交流を広げていきたいと思っています。

いずれかポチッとお願いします。

にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ
にほんブログ村


ポタリング ブログランキングへ

.

.

.

 

 

« 越生町にある新日本観光地百選の越辺川の黒山三滝と予想外の森林の所有者 | トップページ | 崖の上にあり豊富な湧水となぜか神社もある日野市立中央図書館 »

11東京23区」カテゴリの記事

富士塚」カテゴリの記事

神社」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 越生町にある新日本観光地百選の越辺川の黒山三滝と予想外の森林の所有者 | トップページ | 崖の上にあり豊富な湧水となぜか神社もある日野市立中央図書館 »