貢物を調製するから三ツ木村にある和銅創立だという十二所神社
武蔵村山市三ツ木の青梅街道近くに十二所神社があります。
峰という交差点の近くを少し北に向かったところにあります。
この神社は、天照大御神をはじめとする天神七代、地神五代からなる十二代の大神が祀られているところから十二所神社とよばれています。
多摩湖のある狭山丘陵の麓からの斜面の上にあります。
↑階段を上ると正面に社殿があります。
和銅年間(一説には和銅元年)に創立されたと言われています。
↑拝殿はまさか創建当時のものではありませんが、いつ再建されたかは分かりませんでした。
和銅といえば708年から715年ですから、和銅元年は708年ということになります。
なんとキレイな平城京の710年よりも前と考えると、驚かされます。
和同でないのかと思いましたが、和銅という銅塊が献上されたことを祝い和銅に改元され、それで作られたのが和同開珎といいます。
この地区は三ツ木という名称ですが、この由来も面白いものでした。
元は「三ツ木」は「貢」という文字で、貢物を調製して奉るという意味で、初穂を奉る式を神社で行なっていたとも言います。
疱瘡とは調べてみると、天然痘のことを平安時代にはそう呼んでいたようですから、やはり歴史の長い神社なのでしょうか。
後ろの斜面の木々の根が、まるで生き物のようです。
↑本殿の右側には八坂神社、愛宕大権現の碑、日露戦没紀念碑があります。
三ツ木の由来には、神社の境内に立っていた三本の木に因んだという説もあるようです。
この横の大きな木は二股に分かれていて、こちらも生命力を感じます。
↑十二所神社の境内の外なのかわかりませんが、すぐ西には峯守稲荷神社があります。
青梅街道の「峰」という交差点名と関係があるのでしょうか。
いろいろ地名の謎のあるところです。
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コメント
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そうだったんですね、どっかにでっかい木が3本生えてのかなぁなんて思ってました
投稿: あるふぁ | 2019年4月 1日 (月) 19時55分