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2017年11月26日 (日)

特別史跡で特別名勝しかも世界遺産になっている毛越寺の庭園はまさに極楽浄土

奥州平泉では中尊寺が有名ですが、私が一番行きたいと思っていたのは毛越寺(モウツウジ)でした。

奥州藤原氏の二代基衡、三代秀衡によって大規模伽藍及び庭園が築かれました。

創建時の伽藍は消失してしまいましたが、往時には中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。

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↑平泉駅から巡回バス「るんるん」だと一停留所で、徒歩でも10分ほどで山門に着きます。

ここからは拝観料が500円となります。

まずは正面にある新しく建てられた本堂に参拝しますが、その右に広がる浄土庭園も気になります。

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浄土庭園とは仏堂と苑池とが一体として配された庭園で、まさに極楽浄土のイメージを人々に体感させるものです。

日本最古の作庭書「作庭記」の思想、技法を伝える貴重な庭園であり、800年以上経った今見ても見事なものです。

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池は「大泉が池」といい、東西約180メートル、南北約90メートルあり、作庭当初の姿を伝えています。

池の中央部に勾玉状の中島があり、手前の南大門前から中島南まで反橋が、奥の金堂側から中島北までの斜橋が架かっていたそうです。

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橋の四隅に据えられた橋挟石や南の反橋の橋杭は残存しています。

また直径27センチの大面取の橋杭二本は抜き取られて、宝物館に陳列されています。

これは橋の遺構としては、わが国最古のものだそうです。

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↑池の西南には「築山」があり、約4メートルほどの高さで、水際から山頂近くまで大小各種の石を立て、海岸にせまる岩山の姿を造り出しています。

深い淵に臨む断崖の景観のようで、『作庭記』に記されている「枯山水の様」の実例と考えられているそうです。

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↑池の東北側にある「遣水」は、池に水を引き入れるためと造られたものです。

毛越寺の遣水は平安時代の唯一の遺構で、全国的にも極めて珍しいものだといいます。

↓上流に向かって、あえて曲がった流れとなっています。

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谷川を流れ下り、さらに蛇行しながらゆったりと平野を流れる川の姿を表現しています。

「作庭記」に記述されている四神相応・吉相の順流であり、曲がりくねる水路の流れに、水切り、水越し、水分けなどの石組が配されています。

さらに上流部です。

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毛越寺では、奥州藤原氏滅亡後、すべての建物は焼失しましたが、大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されています。

そのため、国の特別史跡であり、かつ特別名勝の二重の指定を受けており、しかも世界文化遺産にも登録されています。

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↑遣水のすぐ横には「常行堂」があります。

平安時代創建の建物は慶長2年(1597年)に消失し、この常行堂は享保17年(1732年)に再建されたたものです。

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↑池の東南隅にある「洲浜」は、砂洲と入江が柔らかい曲線を描き、美しい海岸線を表しています。

他に比べて池底を特に浅くし、広々と玉石を敷き詰めているので、水位の昇降に応じて現れるゆったりした姿を眺めることができるそうです。

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↑「出島石組」と「池中立石」で、毛越寺庭園というと、これが有名でしょうか。

毛越寺大泉が池のなかでも東南岸にある荒磯風の出島は、庭園中最も美しい景観の一つといわれています。

水辺から水中へと石組が突き出し、その先端の飛び島には約2メートルの景石が少し斜めになっており、庭の象徴となっています。

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毛越寺も中尊寺と同様に、藤原氏によって建立されたようなイメージがありますが、嘉祥3年(850年)に毛越寺は慈覚大師円仁が開山されたものです。

当時は嘉祥寺と号しましたが、藤原氏の時代に多くの伽藍が造営されるとともに、毛越寺となりました。

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この浄土庭園を眺めていると、極楽浄土の世界はこんなところなのかなあと確かに考えてしまいます。

いつまでも見ていたいものですが、平泉の世界文化遺産の構成資産は五つあるといいます。

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