フォト

ブログの記事

無料ブログはココログ

ランキングに参加しております。いずれかポチッとお願いします。

« 【後編】黒目川上流域に開通した遊歩道は自転車走行していいのかと、これで整備完了なのか | トップページ | 全国で2つしかない本丸御殿が現存する川越城と通りゃんせに歌われた天神の細道じゃ »

2017年5月 1日 (月)

川越で国登録有形文化財を見て回って、意外とよく知らなかった建物の平と妻、梁と桁、切妻造と寄棟造の違いを学ぶ

小江戸川越として観光地となってきている川越に、国登録有形文化財である建物を見に行きました。

↓本川越駅から北東方面にすぐのところ、左に写っているのが「旧鏡山酒造明治蔵」です。

川越市の産業観光館「小江戸蔵里」おみやげ処となっており、新築かとちょっと興ざめするほどにきれいに改修されています。

元の建物は、明治時代の土蔵造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積418㎡で、南北棟の切妻造妻入で、桁行21m梁間20mです。

Img_5952_500x375

実は用語がよくわかっていないので調べてみたのですが、建物の長辺側、屋根の最頂部である「棟(大棟)」と平行な面を「平(ひら)」といい、短辺側、屋根の棟(大棟)と直角な面を「妻(つま)」といいます、

正面出入口が平側にあるものが「平入」、妻側にあるものが「妻入」です。

↑右にあるのは「旧鏡山酒造大正蔵」で、同じく小江戸蔵里まかない処(レストラン)となっていますが、建物は大正時代の土蔵造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積304㎡です。

切妻造で、桁行22m梁間14mです。

Img_5953_500x375

↑奥に小さく見えているのは、「旧鏡山酒造昭和蔵」で、小江戸蔵里くら市場(地場野菜、総菜の物販)ですが、1931年(昭和6年)の土蔵造2階建、瓦葺、建築面積231㎡の建築物です。

東西棟で桁行25m梁間9.1mの切妻造です。

「桁(けた)」は建物最上部の大棟に対して平行方向(平側)にある水平材で、その長さを「桁行(けたゆき)」といい、「梁(はり)」は大棟や桁に対して直行方向((妻側)に掛かる水平材で、その長さを「梁間(はりま)」といいます。

Img_5956_500x375

↑大正浪漫夢通りを少し北に向かうと、川越商工会議所がありますが、ここは「旧武州銀行川越支店」で1928年(昭和3年)の建築物で、鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建,建築面積566㎡です。

外観はドーリス式の列柱を配した重厚な構え、全体の意匠はルネッサンス・リバイバル様式です。

バロック風の装飾を付けた特徴的な出入口を設けるなど,時代の特徴を伝える銀行建築の一つといいます。

Img_5963_500x375

↑少し東に行くと、「日本聖公会川越キリスト教会礼拝堂」があります。

1921年(大正10年)の煉瓦造平屋建、スレート葺、建築面積138㎡、塔屋付の建物です。

立教大学新築のため来日したW.ウィルソンの設計により建設されたといい、確かに池袋でも見たことのあるような外観です。

東西に細長い切妻造・平屋建で,外壁煉瓦造,内部は挟み組み式の小屋組を見せ,尖塔アーチの縦長窓や控壁にゴシック様式細部を備えているそうです。

続いては、観光地である蔵が立ち並ぶ一番街通り沿いにある目立つ建物です。

Img_5948_500x375

↑「旧八十五銀行本店本館」で、現在は埼玉りそな銀行川越支店です。

1918年(大正7年)の鉄骨鉄筋コンクリート造3階建塔屋・金庫室付、建築面積291㎡の建築物です。

ネオルネサンスリバイバル、サラセン風など各種様式を折衷的に用いた洋風銀行建築で、設計は保岡勝也,施工は印藤順造です。

Img_5959_500x375

塔屋を八角形の断面でドーム屋根となっています。

北側ら見ると、後方の部分は壁面の色も異なっており、意匠の連続性には気を遣いつつ、後に増築した部分のようですが、屋上の看板はどうにかならないのでしょうか。

Img_5965_500x375

↑メインの一番街通りから東の路地にはいったところにある「太陽軒」で、ここはレストランとして営業している、1929年(昭和4年)頃の木造2階建、スレート葺、建築面積154㎡の建築物です。

関東大震災後の復興商業建築の雰囲気をよく伝えており、寄棟造,スレート葺の木造2階建で,軒をやや深く突出させて屋根を隠したつくりとなっています。

隅切りの玄関,玄関上部の円形庇,2階の尖頭隅窓,独特の柱頭を持つ隅柱など,東南角部の表現主義的造形意匠に特徴といいます。

「切妻造」は屋根の最頂部の棟(大棟)から二つの山形の形状をした屋根やその建物をいい、一方、「寄棟造」は、四方に傾斜する屋根やその建物をいいます。

Img_5966_500x375

↑その少し北にある「旧湯宮釣具店」で、現在は手打ちそば百丈となっています。

1934年(昭和9年)以前の建物で、木造3階建、鉄板葺、建築面積55㎡です。

木造3階建て店舗併用住宅で,昭和初期建設の看板建築で、銅板貼りの壁面は破目地で,隅部を柱型風とし,各階の境に軒蛇腹を廻しています。

Img_5967_500x375

交通量の多い交差点の角に立地しており、さらに逆光だったため、ちょうどいい位置からの写真が撮れませんでした。

2階正面のエジプト風半円付柱,それぞれ意匠を変えたペジメント風の庇など,多彩な様式細部を巧みにまとめているといいます。

この日は、本川越駅前からシェアサイクルを利用しました。

Img_5951_500x375

「川越市自転車シェアリング」は、11か所のサイクルポートから自転車を借りて乗り、どこに返してもいいという、近頃はやりのシェアサイクルシステムです。

この大きな特長は、40分以内に返却すれば、1日に何度利用しても200円しか掛からないことです。

都心部や横浜、観光地も含め、シェアサイクルは多くなっていますが、この価格設定はいいです、他にも波及してもらいものです。

ブログランキングに参加して、交流を広げていきたいと思っています。

いずれかポチッとお願いします。

にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ
にほんブログ村


ポタリング ブログランキングへ

.

« 【後編】黒目川上流域に開通した遊歩道は自転車走行していいのかと、これで整備完了なのか | トップページ | 全国で2つしかない本丸御殿が現存する川越城と通りゃんせに歌われた天神の細道じゃ »

51埼玉県」カテゴリの記事

小江戸川越」カテゴリの記事

建築物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1626433/70425849

この記事へのトラックバック一覧です: 川越で国登録有形文化財を見て回って、意外とよく知らなかった建物の平と妻、梁と桁、切妻造と寄棟造の違いを学ぶ:

« 【後編】黒目川上流域に開通した遊歩道は自転車走行していいのかと、これで整備完了なのか | トップページ | 全国で2つしかない本丸御殿が現存する川越城と通りゃんせに歌われた天神の細道じゃ »