市川には45階建の屋上から地上150mの眺望と夜景が無料で楽しめる施設があった
JR総武線市川駅は快速も停車しますが、駅北口は駅前広場もあり栄えている一方、南口は特に何もないというイメージでした。
それが、市川市による市川駅南口地区市街地再開発事業が行われたことにより、見違える風景となっていました。
「I-linkタウンいちかわ」(アイ・リンクタウンいちかわ)とネーミングされ、建物は2007年と2008年に竣工しました。
↑ザ・タワーズ・イーストという37階建のUR賃貸住宅と介護付き有料老人ホームの入っている高さ130mの建物が敷地東側にあり、西からの日射しに照らされています。
3階にペデストリアンデッキがあり、下には商業施設等があります。
↓振り返って見ると、西側のザ・タワーズ・ウエストはさらに大きく、分譲マンションとなっており45階建160mの高さがあり、ここへの日射しを遮っていて違うイメージに見えます。
そしてこの建物の3階には市川市立市川駅南口図書館が入っているだけでなく、45階には同じく市川市による展望施設があります。
3階から45階には直通エレベーターがあり、シースルーのガラス張りとなっているので、上って行くときは地上がどんどん遠ざかっていき、結構迫力があります。
到着したフロアにも展望ロビーがあり景色は楽しめますが、さらに1階分の階段を上がった屋上には展望デッキがあり、風を感じながら全方位の景色を見ることができます。
さすがに周囲はガラス張りとなっており、屋根も付いています。
↑まず、南東方向ですが、東京湾に流れて行く江戸川が見渡せます。
川は南向きに流れていると思っていたので、ちょっと予想外の向きでしたが、河口付近では江戸川は南東方向に、旧江戸川は南西方向にと分かれているようです。
よく見ると旧江戸川も見えています。
↑次に北東方向です。
先週見てきた船堀タワーに比べて35m高いのですが、ずいぶんと印象は変わるもので、だいぶ遠くまで見渡せます。
今回は8方向ではなく、4方向の写真を載せていきます。
↑北西には江戸川の上流方向が見渡せます。
里見公園や大学が数多くあり、さらに国立病院も見られます。
夕方になってくる中、南西方向の角に行くと、ここにはカメラを構えている人が大勢いますが、何なんでしょうか。
↑日の入りに近い時間であり、しかもこちらには東京スカイツリーも見えますから、みんな写真を撮ろうと待ち構えているのです。
いいポジションを取るのも難しいほどです。
目の前に見えていた光景はもっと美しいのですが、どうもこのiPhone6Sではその感動が伝わらないのが残念です。
↑左の方にはうっすらとですが、富士山も見えています。
そして、ここアイ・リンクタウン市川は、「新日本三大夜景・夜景100選」にもなっているといいますから夜景も見て見たいものです。
↑先程と同じく、まずは南東の江戸川河口方面です。
東側にはザ・タワーズ・イーストの住居があるので、ガラス際から写真が撮れないように工夫されているところで、なるべく照明が映り込まないようにしても少し入ってしまいます。
↓北東方面です。
45階の北側と東側の窓辺は市川市の運営するアイ・リンク情報コーナーという所があり、ここはカフェになっています。
そこで時間をつぶして暗くなるのを待っていた甲斐もありました。
値段もコーヒーが200円と景色の割にはお手頃です。
ただし、夜景をゆっくり見るほどは長くは営業しておらず、18時には閉店します。
↑北西方面です。
それ以外の展望施設は22時まで開いていますから、ここでではゆっくり夜景が見られます。
下りる時もシースルーのエレベーターでダイナミックな夜景が楽しめます。
ちなみに、ここにはエレベーターガールはいませんでした。
↑最後に南西方面ですが、相変わらずポジション取りが困難で、南面と西面のガラスの境界部分が写ってしまいます。
11月6日にはダイヤモンド富士が見られるとのことですから、こちらの方向にはまた大勢の人が来るのでしょう。
江戸川区といい市川市といい、この周辺では公営のこうした展望施設があるのはうらやましいものです。
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