台風で動けなくなっていた西武多摩湖線の電車を見に行ったら牽引して動きだした
台風9号により各地で被害がありましたが、西武多摩湖線では法面(線路わきの斜面)崩壊による線路への土砂流入で、電車が持ち上げられてしまい動けなくなってしまいました。
そのため、8月22日(月)昼頃から萩山駅から西武遊園地駅間で運休となっており、復旧には1か月程度かかる見込みといいます。
ニュース、新聞の報道によれば、線路の両側が法面とのことですから、場所は多摩湖沿いの都立狭山公園のすぐ横のはずなので、見に行ってみました。
↑本日8月28日(日)15時過ぎ、電車の進行方向の前面に機関車のような車両が連結されて、作業が行われています。
奥が西武遊園地駅、手前が武蔵大和駅、国分寺駅行きの電車は手前に向かって走っていたところで、左側は狭山公園になります。
↑ブルーシートで覆われたところが崩壊した法面ですが、すぐ横が住宅地でびっくりしました。
住宅に被害がなく良かったです。
しばらく電車は動けないものかと思っていましたが、短い警笛が鳴って、少し動きました。
流入した土砂で動けなくなっていたということでしたが、無事土砂を取り除き、動かせたのでしょう。
少し動かしてから、再び復旧作業をするのかと思い、最後尾の方を見に行こうかと歩いていると、再び短い警笛が鳴って、電車がゆっくり動き出します。
普段は公園内でもあまり人のいないエリアですが、今日は家族連れや高級そうなカメラを持った鉄ちゃんらしき人など数多くの人がいます。
雨上がりで土はツルツルした斜面ですが、走り出す人もいます。
私も、見やすいところに戻ります。
↑武蔵大和駅ホーム近くまで、ゆっくりしたスピードで先頭車両が来ます。
係員の方々が目視で、歩きながら安全を確認しながらの走行ですから、まさに歩くのと同じ速さです。
↑4両編成の最後部の車両も武蔵大和駅ホームに到着です。
月曜日に立ち往生して、ようやく日曜日に次の駅に到着です。
この後、どこまで行くのか追いかけてみましょうか。
↑先ほどから5分後、15時17分には武蔵大和駅を出発して、都道東村山東大和線のガードを越えて行きます。
先程と同様のゆっくりした速度で走っていきます。
西武多摩湖線の武蔵大和駅から萩山駅までは多摩湖自転車道がすぐ横を並走しているので、自転車で少し先回りをしてみます。
↑戻って調べてみると、このけん引しているのは「軌道モーターカー」というトロリー、貨車などのけん引に使われている車両で、300~500tの能力があるようです。
ディーゼル機関車かと思っていましたが、違ったようで、確かに車両下部に「バッテリー」と書かれた箱がありました。
4両の電車を3両のバッテリーカーで引っ張っていきます。
この位置はちょうど単線から複線に切り替わるポイントのあるところなので、15時24分、無事通過するのを係員の方が確認していました。
台風の被害を受けてしまった新101系電車の下部は、土砂の影響で痛々しく汚れていました。
これ以上追いかけるのはやめて、私は都立狭山公園に戻り、復旧工事の様子を観察しましたが、帰り際、多摩湖自転車道を走っていると、再びこの車両がいました。
武蔵大和駅と八坂駅の中間で、新青梅街道のすぐ南側です。
ここにはちょうど歩道橋があるので、上から撮影できるかと思いましたが、普段からこうした撮影防止のためか、線路上は見えないようになっていました。
反対側の都立東村山中央公園から、軌道モーターカーを見てみます
係員の方たちが何やら話し合っていましたが、16時20分過ぎ、数人の方が歩いて帰っていきましたから、しばらくはここに置いておくのかもしれません。
後で調べてみると、回田信号所というところのようです。
運休している駅の様子や普及工事の様子は、また改めてお伝えします。
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