東京駅前八重洲一丁目も再開発で変貌するという現場と東京マラソンの収容
東京駅の西側にある千代田区丸の内、大手町では超高層ビルが立ち並び、大きく街が変貌していますが、東側の八重洲口のほうは比較的小さなビルが多い、昔ながらの街並みです。
でも、東京駅八重洲口もグランルーフも完成し、駅前広場やバスターミナルもきれいに整備されました。
八重洲口前から東方向へまっすぐ延びる八重洲通りの北側の一角を見てみると、超高層ではなく高層ビルが立ち並びます。↓
よく地方の県庁所在地の新幹線駅前で見かけるような風景です。
しかし、いよいよこの八重洲地区でも再開発の話があるようです。
(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業です。
現在の様子を時計回りにまわります。
↓外堀通りに沿って北に行くと、このさくら通りまでが対象地区です。
地区内のビルのかなりの部分は再開発の対象となりますが、すべてではないようで、特にこの外堀通り沿いには対象からはずれたビルがいくつかあります。
二つ上の写真のみずほ銀行とサロンパスの看板のある2つのビル(新槇町ビル、八重洲口会館)は対象外のようですし、一つ上の写真のビルも歯抜け状態になるようです。(↓色のついた部分が再開発区域です)
富士そばのある一番北の角から、外堀通りと東京駅を見てみると、グランルーフの両側に超高層ビル(グラントウキョウノースタワー・サウスタワー)が建っており、左右で違う世界です。↓
同じ八重洲口とはいえ、外堀通りの西側(↑写真の右)は、住所は千代田区丸の内なのです。
東京駅も含めて千代田区では再開発が進んでいましたが、中央区(↑写真の左)にもその波が押し寄せてきたようです。
時計回りにさくら通りを通って、裏側に行ってみます。
↑この比較的大きな八重洲センタービルは再開発の地区内のようです。
このような比較的新しそうな建物も含めて解体し再開発となると、どんな計画なのかと調べてみました。
敷地面積は約1.4haで、B地区には事務所、店舗、住宅、医療施設などが入る54階建て、高さ250mのビル、A地区には事務所、店舗、宿泊施設などの11階建てのビル計画されているようです。
ここからは区域に沿って南下していくと、
小さな建物が数多く立ち並んでいます。
↓八重洲通りを渡って、この八重洲一丁目東地区を振り返ってみます。
ここに54階建ての超高層ビルができると、この景色は大きく様変わりするでしょう。
ところで、この日は東京マラソン2015の開催日でした。
すぐ近くの中央通りは、銀座浅草間を往復するコースとなっていることは知っていましたが、京橋駅に着いた時はもう午後2時半だったので、特に気にしていませんでした。
ところが、着いてみると、朝9時頃スタートだったのに頑張っている市民ランナーの方がいました。
ボランティアの人達が「あともう少しだからがんばってー」と応援しています。
ゴールの東京ビックサイトまでは「あと少し」じゃないよなあと思いながら、黙って見ていると、
パトカーがゆっくり来たかと思えば、後ろには何台かの はとバスも見えます。
見物の観光客でも乗っているのか思いきや、違いました。
マラソン大会中は交通規制されて、道を横断する自動車も含めて通れず、歩行者も横断できません。(この中央通りでも地下道を通るように誘導されます)
市民ランナーも数多く参加しているため、5kmごとに関門が設定され、既定の閉鎖時刻を過ぎると競技を中止しなければいけないルールがあるようです。
募集要項で閉鎖時刻を調べてみたら、ここより手前の30km地点、浅草橋交差点で13時56分、まだ先の東銀座駅前の35km地点、万年橋西交差点で14時37分となっていました。
この時、京橋駅前で14時38分。
少しは大目にみてあげているようです。
閉鎖時刻だから、地下鉄で帰れとはいえないので、バスを用意しているのでしょう。
それにしても、バスに大きく「収容」と書いてあるのは、どう…
収容以外になんかいい言葉はないのでしょうか。
「収容されないように、頑張れ」って、応援すれば良かった。
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