東村山駅周辺の連続立体交差事業の現地を見に行く
立体交差化の遅れていた西武新宿線も、1月に現地を見に行った中野区に続き、東村山市でも連続立体交差事業が行われるようです。
ここは国分寺線や西武園線も通っているので、どこを立体交差にするのか、現地を見て廻ることにしました。
西武新宿線久米川駅を出てすぐの、新青梅街道は既にだいぶ前から立体交差となっています。
ここは下には空堀川が流れており、この線路を横断する歩行者は、上から歩道橋を渡るのと、下から川とともにトンネルを通る通路がありますが、自転車なので川沿いの下の通路を通ります。
西武線はここより北側が、東村山駅とその少し先まで4.5km、連続立体交差化される計画で、平成25年12月に国土交通省から事業認可を取得しました。
中野区のように地下化ではなく、高架化のようです。
まずは、線路を越えて西側に行きました。
新青梅街道は府中街道との野口橋交差点があります。
↑交差点の先、奥の方にかすかに黄色い電車が見えるのが西武国分寺線ですが、やはり既に立体交差化されており、こちらは鉄道が上です。
国分寺線は右(北)に向かい、すぐに地上に下りて東村山駅へ向かうのですが、その先の延長790m部分も高架化する計画です。
野口橋交差点より南側の府中街道は、東村山3・3・8号線として既に幅員24mに拡幅された片側2車線ずつの道路が整備されています。
一方、北側は、幅員10mの片側1車線ずつの道路で、しかも西武新宿線の踏切があり、よく渋滞しています。
この道路を拡幅すると同時に、この踏切を解消することが、今回の連続立体交差事業の大きな目的と言えそうです。
しかし、それだけならば単独立体交差で良かったはずです。
現に、西武拝島線にも府中街道の踏切がありましたが、拡幅に伴う鉄道の単独立体交差工事がつい最近終了したばかりです。
現在の東村山駅は、地上にホームのある3面6線の駅でしたが、これを嵩上げ式の2面4線の駅とするようです。(都HP)
連続立体交差するのはどのようなところなのか、さらに、駅の北側の様子を見に行ってみました。
東村山駅の少し北にある東村山第1号踏切(通称、大踏切)です。
線路の西には3本、東には2本の道路があり、比較的交通量も多い踏切です。
現在はない道ですが、もう少し北には東村山3・4・10号線の計画もあります。
さらに、駅南側にある鷹の道も交通量は多い踏切ですから、連続立体交差事業はこれらの踏切解消ともなります。
第2号踏切のところで、北に向かう西武新宿線と、西に向かう西武園線にわかれます。
↑電車が所沢方面に走っていくのが、複線の西武新宿線。左にそれていくのが単線の西武園線です。
この踏切もなくなります。
西武新宿線のほうは、立体交差区間は延長2305mで、第5号踏切の手前で、線路は地上に下りてくる計画のようです。
↓その踏切から南(東村山駅方面)を見ています。
なぜか、第3号、第4号踏切はありませんでした。
廃止されたのでしょうか。
周辺は住宅地です。
一方、西武園線の方も見に行ってみました。
西武園線の立体交差事業は延長1385mです。
(園)東村山第3号踏切があり、その先の(園)東村山第5号踏切の手前で、線路は地上に下りてくる計画のようです。
↓その踏切から、東(東村山駅方面)を見ています。
こちらは、大きくカーブしており、周辺は住宅地です。
しかし、踏切から反対側を見ると、景色は全く違います。
住宅もありますが、小高い山というか、丘が見えます。
となりのトトロでも有名な、以前出かけていった八国山緑地です。
※ 八国山への旅の記録は、こちら
国分寺線は、この緑地と北山公園の間を走ります。
のどかな、いいところです。
北山公園の桜は、まだ咲き始めといった感じでした。
西武園線は単線で、昼間は20分間隔、ピーク時でも1時間5本のダイヤですから、踏切渋滞解消の連続立体交差化は必要なのかな、とも思われましたが、新宿線の府中街道拡幅部分は、是非とも踏切解消が必要でしょう。
5つの踏切が取り除かれるようですが、東京都施行分で事業費は714億円で、平成36年完了予定です。(東村山市HP)
もう少し、事業区間を短くできないのかな…
この日の走行距離は41.27km、平均時速は17.16km、消費カロリーは1025kcalでした。
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