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2014年1月19日 (日)

本州からいなくなってしまう戦車と、VIP専用ヘリコプター

第一空挺団の「平成26年 降下訓練始め」に、習志野演習場に先週行った話の続きです。

午前中には訓練で、火薬がバンとかボンとかしていたところに、午後からは入ることができます。

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まさか、地雷が落ちていたりしないですよねえ…

ここに、戦車やヘリコプターなどが展示してあります。 

10式戦車です。

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「ヒトマルシキ」と読むそうで、制式化された年の西暦下2ケタで呼ばれます。 

(2009年制式化という情報もありますが、じゃあなぜ09式ではないのかはわかりません。) 

サイドスカートも付いていて、こうして見ると、戦車じゃないみたいです。

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90式戦車よりも軽量化を図り、北海道に限らず日本国内どこへでも配備可能という10式戦車ですが、12月17日に閣議決定された「中期防衛力整備計画(平成26年度~平成30年度)」によると、本州から撤退するようです。

戦車は北海道と九州のみに配備することになるようです。

5年以内には本州では戦車が見られなくなるようです。(四国には元々配備させているのかわかりません。)

替わりに、機動戦闘車が配備されるようです。

機動戦闘車は、タイヤを履いた戦車という感じですが、未配備ですから、ここには当然展示されていませんでした。

「中期防」では99両整備するとしています。

続いては、ちょっと古い74式戦車です。

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「中期防」でも戦車を44両整備するとされていますから、74式から10式への置換えが進められるのでしょう。

ただし、戦車は九州、北海道に配置転換するだけでなく、数そのものも減らされるようです。

同じ日に閣議決定された「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」によると、今後10年間程度で、700両ある戦車を300両に減らすこととされています。

要するに、冷戦期のような大規模な着上陸侵攻への備えよりも、島嶼防衛などに力を入れていこうということです。

同じように、減らされてしまうのが大砲です。

155mm榴弾砲FH70です。

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「防衛大綱」によれば、火砲も現在の700両/門から300両/門に減らされてしまうそうです。

先程、上から見ると小さかったですが、間近で見るとやはり大きいです。

牽引してきて使用するのですが、短距離なら自走も可能なようで、先程走っているのを見てびっくりしました。

地対空ミサイルは、引き続き空からの脅威があるからか、減らすという話は聞きません。

03式中距離地対空誘導弾(中SAM)です。

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この陸上自衛隊習志野演習場には、航空自衛隊のPAC-3 地対空誘導弾(ペトリオットシステム)も配備されています。

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弾道ミサイル対策としてのPACー3が有名ですが、この中SAMとの違いは射程距離などがあるのでしょうか、良く分かりません。

96式装輪装甲車もありました。

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続いては、いよいよヘリコプターです。

CH-47JAチヌークです。

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やはり大きいです。

「中期防」でもこのチヌークは新たに6機配備することとなっています。

ティルト・ローター機(おそらくオスプレイを想定)は17機となっていますが、まだまだチヌークも活躍の機会はあるようです。 

後部で入口が開いていて中が見られます。

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空挺団はここから飛び出したのでしょう。

ところで、午前中には、防衛大臣もチヌークに乗ってこの習志野演習場に来ましたが、その時は座席はどうなっているのでしょうか。 

自衛隊のトップとして隊員と同様に、このベンチのような椅子に座ってきたのでしょうか。 

続いては、AH-64Dアパッチ・ロングボウです。

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肝心なあれが見えませんが、メインローターの上にある不思議な丸いものは、火器管制のためのロングボウレーダーです。  

そして、AH-1Sコブラです。

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この2機は航空自衛隊でなく、なぜ陸上自衛隊に配備されているのかと思っていましたが、今日の訓練を見て理解できました。 

そして、立川からやってきたOH-1ニンジャです。

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なぜかオメガという名前はあまり定着していません。 

ニンジャのほうが偵察ヘリのイメージをよく表しているからでしょうか。 

そして、OH-6Dです。

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思った以上に小さいです。 

オスカー、カイユースよりはフライングエッグのほうがイメージにピッタリです。 

でも、午前中の訓練の時は、他機よりもひときわ速く飛んでいました。 

そして、UH-1Jです。

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ハンター、ヒューイですが、「中期防」では後継となる多用途ヘリコプターのあり方を検討の上、必要な措置を講ずるとされています。

どうなるのでしょうか。

ところで、立川駐屯地の方々は、けっこう詳しい見学者のマニアックな?質問にも丁寧に答えていました。 

写真を撮る人はいましたが、サインをもらっている人もいてびっくりしました。 

でも、私も、今朝8時過ぎに小平駅付近を飛んでいたのではと聞いてしまいました。 

やはりそうだったようです。 

ちなみに、OH-6Dが少し後から飛んでいたのも、出遅れたからではなく、到着地側の対応のためだったそうです。 

そして、午後2時過ぎに、1機のヘリコプターが下りてきました。 

EC-225LPです。

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VIP用のヘリですが、防衛大臣を迎えに来たようです。 

↑数人乗り込みましたが、小野寺防衛大臣はピンボケ写真だったため、別の人ですが誰かはわかりません。 

行きには、防衛大臣、統合幕僚長、陸上幕僚長が3機のチヌークでやってきました。 

午前中は数多くの見学者がいる中ですからが、一人だけVIP用というのも何だしということだったのかもしれません。 

このヘリは総理大臣や国賓を乗せることを想定していますから、いい座席があるのでしょう。 

この後、チヌークが2機やってきて、それ以外の方も帰りました。 

やがて、3時になると閉門です。 

ヘリコプターの帰投を見ようと数多くの人が高台にいましたが、隊員の方の「閉門ですから帰ってくださーい」という声に、三々五々散っていきました。 

その中、アパッチロングボウは相変わらずサービスをしながら帰っていきました。

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帰りも歩いて帰りましたが、この習志野訓練場はほんとうに広く、220haほどあるそうです。 

中に自動車教習所もありました。

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習志野自動車教習所という看板はありましたが、自衛隊専用のようです。 

行きと同様に、門までも遠いですが、門からも遠く、北習志野駅まで4km歩いて帰りました。

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