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2012年6月 2日 (土)

武蔵野線の長いトンネルと地下だけにしかないスーパー

武蔵野線って乗ったことありますか?

府中本町駅から埼玉県を通り、千葉県まで東京近郊をグルッと環状に走っています。

都心に向かっていないので乗る機会が少ないのですが、近くの小平、東村山近辺を通っている割にはあまり、なじみがありません。

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国分寺市でトンネルに入り、約2560m地下を走り、新小平駅で一瞬外に出たと思ったら、すぐにまた約4380mのトンネル内を走ります。

新小平駅から次の新秋津駅までトンネルばかりで5km以上も離れていますから、駅周辺の住民以外は地中に電車が走っていることさえも意識しません。

この日はまず、西国分寺駅近くにある、国分寺側のトンネル入り口に行ってみました。

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北に向かって「快速東京行」が走っていきます。

これに乗ったら西国分寺駅から東京駅まで2時間近くかかりますが、同じ西国分寺からでも、中央線で東に行けば1時間以内に到着します。

ですから、都心に向かって武蔵野線には乗りません。

しかし、乗ってみると、都心から放射状に延びている様々なJR、私鉄各線と乗り換えができるため、途中駅での乗降もとても多くあり、便利な路線です。

元々、貨物列車のために計画された線のようで、今でも数多く走っています。

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この場所は、鉄道写真の撮影スポットのようで、何人かの方が撮影していました。

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私もiPhoneのカメラながら、チャレンジしてみましたが、割と難しいです。

つい焦って、早めにシャッターを切ってしまいます。

もう少し修業が必要なようです。

このすぐ近くには「国分寺市立恋ヶ窪図書館」があります。

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1階が図書館ですが、あまり広くなく、席数も少ないです。

恋ヶ窪というロマンチックな名前は、このあたりの地名で、最寄りの西武国分寺線の駅名にもなっています。



さて、都心部の地下鉄が主に道路下を通っているのと違い、武蔵野線のトンネルは住宅や畑の下を通っているので、地図を見ないとルートがわかりませんが、北へ向かい、反対側の出口を目指してみます。

まずは、ちょっと寄り道をして東に向かうと、国分寺市と小金井市と小平市の境界付近に、不思議なスーパーがあります。

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Olympicオリンピック小金井店で、車での来店者向け駐車場があります。

しかし、店舗建物が小さく、2階のない平屋建てで

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1階にはこのエスカレーター乗り場と奥に自転車売り場があるだけです。

下りエスカレーターに乗ると、地下1階と地下2階には予想外に広い売り場があります。

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地上の駐車場部分を含めた敷地全体の地下に、建物構造物があり、そこが売り場になっています。

なぜ、このような設計にしたのか、近隣への配慮なのかわかりませんが、いずれにしても、面白い地下空間利用の仕方です。

同じように地下を通っている武蔵野線に戻って、北に向かい、約2.6kmのトンネルの出口まで来ました。

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奥に見える建物が新小平駅の駅舎で改札口などがあり、下に見えるのがホームです。

ちょうど北に向かう電車が入ってきたところです。

ここはコンビニの駐車場ですが、この足下からまた約4.4kmのトンネルに入ってしまいますので、電車に乗っていると、日が射すのはこの駅につく一瞬だけです。

この先も線路に沿って北上していきますが、以前にご紹介したブリヂストン東京工場などがあり、かなり遠回りしながらたどって行きます。

東村山市に入ると

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「萩山町立坑」があり、これは下に電車が通っていることを示す数少ない手掛かりの一つです。

注意書きは立入禁止などと書かれていると思ったらそうではなく、三鷹保線技術センター名で「立坑を使用する作業員へ」とされたものです。

「近隣への騒音防止に努めること」や「現場点呼は小声で的確にすること」などが書かれています。

確かに周りは閑静な住宅街で、下に武蔵野線が通っているなんて想像もできないところです。

おそらく、ここから保線の作業員の方が出入りするとともに、トンネル内で事故や故障などの際には乗客の避難用階段としても使用されるのでしょう。

さらに北を目指すと2kmほど先にも唐突に同様のものがありました。

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恩田立坑ですが、この辺りは東村山市恩多町です。

東村山市のHPによると、この辺りは、江戸時代の終わり頃から大岱(おんた)村という名の江戸郊外の農村として栄えていたそうです。

となると、当て字ですから、まあどちらでもいいのでしょうか。

この立坑の道を挟んだ向かい側は、Img_0304_500x375


JR東日本の新秋津変電所です。

これも地上だけを見ていると不思議な存在ですが、この地下に電車が通っているからこそ、ここにあるのでしょう。

さらに進むと所沢街道をくぐったところで、ようやく4.4kmのトンネルをでます。

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この掘割部分が新秋津駅まで続き、そのあとは地上を通っています。

このトンネル出口のすぐ近くに「東村山市立秋津図書館」があります。

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ここはテラス席があるのが特徴ですが

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あまり利用されていないようです。

ちょっと木が生い茂って暗い感じではありますが、私は好きです。

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もちろん、館内にも窓辺などに読書席はありますし、和室もあります。

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このような和室と窓辺にある読書席は、以前に行った廻田図書館にもあったもので、東村山市図書館のひとつの特徴なのでしょう。

この後、帰路につきましたが、途中、野火止用水をわたり

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プールや野球場のある「東村山運動公園」に入ると、SLの置かれているところがあります。

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横にあるプレートを見るとD51のようですが、正面のプレートが捕られて無くなっていますし、サビだらけです。

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市としては静態保存に金をかけられず、やむを得ないのかもしれませんが、屋根を付けるとか塗り替えをするとか、もう少しなんとかならないのか残念です。

子供が小さい頃に連れて来たことがありますが、その時はまだ運転席に入れるようになっていましたが、今はそこも立ち入り禁止のようです。

この日の走行距離は32.0km、平均時速は17.4kmでした。

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コメント

町をよく見ると普段のがしそうな面白いところがたくさんあるんですね。

地下がメインのスーパーは驚きですね。

全体を見てみたいものです。

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すずたさん、こんにちは。最近は外もめっきりと暑くなってきて、自転車に乗っていても汗だくになってしまいます。とにもかくにも熱中症には注意したいところですね・・。
さて、最後のSLですが、悲しい状況ですね・・。財政面の難しさもあるとは思いますが、野ざらし的な置き方はかつての名車に失礼な気がしますね。このまま朽ちさせるには、もったいないです。

tac-phenさん、こんばんは、ありがとうございます。
今後も街中のなんてことないけど、不思議だったり面白かったりすることを、見ていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

ポタ麿さん、こんばんは。
確かに暑くなってきました。
走っている最中は風もあるのでいいですが、信号などで止まると一気に汗が噴き出てきますね。
無理のない範囲で頑張りましょう

勿論、武蔵野線には乗りますよ!弊社支店が埼玉の大宮にあるもんですから、南流山から乗り換えです。
スーパーの店舗が地下にあるのも珍しいですね!でも、武蔵野線周辺には、普段見慣れない施設が多いかも(^^;;

和室や畳がある図書館もまた良いですね。でも、ゴロゴロしていたら、即退場ですね!

araitaさん、こんばんは。
南流山から南浦和は、つくばエクスプレスや埼玉高速鉄道も通ったし、越谷レイクタウン駅もできて、だいぶ変わりましたよね。
最近、あの辺りに乗ってみて気づきましたが、ずっとスカイツリーが見えるのですね

Olympicオリンピック小金井店が地下売り場中心の建物になっているのは、独立行政法人情報通信研究機構という情報通信技術の研究開発施設が隣接しているためです。
ここでは日本標準時(JST)を供給もしています

MZさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
確かに、隣に情報通信研究機構があるのは見かけました。
ここで、日本標準時や電波時計の標準電波に関する業務をしているとは知りませんでした。
ところで、スーパーが地下にないと、こういった業務に影響が出てしまうのでしょうかね。

初めまして。1年ほど前から久米川駅の近くに住んでいるのですが最近自転車で色々出かけるようになり武蔵野線の存在を知りました。ただ地図上では線路を通過しているはずなのに何度探しても線路が見つけられずずっと不思議に思ってたところこちらのブログを拝見し納得致しました。東村山や小平周辺はなかなか面白いところが沢山あるのですね。

私は、さいたま市出身ですが、通っていた小学校が武蔵野線のトンネルの上に建ってます。

電車が通ると、体育館&校庭&一階の校舎が揺れました(^◇^;)

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